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ミミズクとオリーブ

2009'03.08
ミミズクとオリーブ (創元推理文庫)ミミズクとオリーブ (創元推理文庫)
(2000/10)
芦原 すなお

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 直木賞受賞作家である著者の、連作推理小説集。
 作家である語り手「ぼく」の奥さんが探偵役となり、様々な問題を家にいながらにして解決していきます。その見事な安楽椅子探偵ぶりもさることながら、彼女の作る数々の家庭料理が実においしそうで、なんともいえません。私も、こんな料理上手な奥さんと郊外でのんびり暮らしたいなあ、と思ってしまいます。無理だけど。

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泣きの銀次

2009'03.08
泣きの銀次 (講談社文庫)泣きの銀次 (講談社文庫)
(2000/12)
宇江佐 真理

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 テレビドラマ化もされた「髪結い伊三次」シリーズの著者の描く、人情味あふれる物語。
 妹お菊を殺した下手人を探すため、大店の若旦那という身分を捨て岡っ引きになった主人公銀次が、めざす敵を探しあてる、というのがメインのストーリーですが、この中で描かれる江戸のまちや、そこに暮らす人々など、なんともいえない情趣にあふれています。

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黄昏のカーニバル

2009'03.08
黄昏のカーニバル (講談社文庫)黄昏のカーニバル (講談社文庫)
(2000/12)
清水 義範

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 普段SFはあまり読まないのですが、そんな私にもとても読みやすい短編集です。
 中でもおすすめなのは、やはり「デストラーデとデステファーノ」でしょうか。ラストの時間が逆流する世界で、「ええかげんにせんか」といなされておとなしくなってしまう星野監督がほほえましい。
 個人的には、おじいさんが宇宙人とコンタクトをとる、「嘉七郎の交信」も好きなんですけどね。ツブツブと話しかけてくる宇宙人、困惑してうろたえる嘉七郎おじいさん、彼を心配する家族たち……。
 この著者の独特の語り口、すごく好きです。

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いちばん初めにあった海

2009'03.03
いちばん初めにあった海 (角川文庫)いちばん初めにあった海 (角川文庫)
(2000/05)
加納 朋子

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 この本は、ハードカバーで出たときに買って読んだのですが、文庫化された際にも購入して再読しました。そして……初読の時と同じところで、泣いてしまいました。
 見覚えのない一冊の本、その中にみつけた一通の手紙をきっかけに、堀井千波は自らの過去をたどり始める──。
 とてもせつなくて、そしてとてもやさしい物語です。

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狐罠

2009'03.03
狐罠 (講談社文庫)狐罠 (講談社文庫)
(2000/05)
北森 鴻

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 「莢果堂」としては、この本を紹介しないわけにはいかないでしょう。というのも、「莢果堂」という屋号をつけるきっかけとなったのが、この本だからです。
 骨董業界に身を置くヒロイン宇佐見陶子が、贋作事件をきっかけに、殺人事件に巻きこまれていく、というストーリー。
 この陶子さんというキャラクターが、とてもいい。彼女に協力するカメラマンの硝子さん共々、したたかでたくましい。ちょっと憧れてしまうくらい。
 で、その彼女の屋号が、「冬狐堂」というのですね。おかげで、読み終えたときにはすっかり影響されてしまい、その直後の誕生日に自分に対してプレゼントしたのが、「莢果堂」の屋号、というわけです。
 ちょっと分厚い本ですが、一気に読めます。おすすめです。

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